Luna Displayに”Macを外付けディスプレイとして使えるMac-to-Macモード”が追加されました。
こんにちは。でぃーです。
Mac-to-Macモード早速使ってみました。
サブディスプレイ側のLuna Secondaryアプリがクラッシュしてしまう場合の回避法もお届けします!
どうぞ🤗
Luna Displayとは
Luna DisplayはiPadをMacのサブディスプレイにできるAstro HQ社製アプリ。
表示だけでなくタッチ操作もできて便利。
利用にはUSB-CもしくはMini DisplayPortへ接続するドングルが必要。
新機能Mac-to-Macとは
MacにもMacの画面が映せます。
iPadサブディスプレイ化はSidecarとしてiPadOS/macOSの標準機能となり
Luna Displayはやられてしまいました。
やられっぱなしじゃいられないLuna Displayはサブディスプレイ化できるデバイスをMacにまで拡充。
これが今回の新機能Mac-to-Mac。
かつてOS XにはターゲットディスプレイモードというiMacをサブディスプレイ化する機能がありましたがiMac Mid 2014を最後に廃止され現行機種では使えなくなっていました。
やられたらやり返す。そう、それです。

倍返しだ😠
公式ではMac miniにディスプレイを繋がずLuna経由のMacをメインディスプレイにする運用も紹介されてます。色々応用できそうですね。
Yes, you can even use your MacBook as the main display for your Mac mini!
Meet Mac-to-Mac Mode – Luna Display
システム条件
Primary Mac (処理する本体) | OS X 10.11 El Capitan以降 |
Secondary Mac (サブディスプレイ) | OS X 10.8 Mountain Lion以降 |
特徴
- 上記OSが入っていればどのMacでも使える
- 高画質低遅延
- サブ側のMacのキーボード・トラックパッド(マウス)が使える
MacBookだろうとMac mini(に繋がったディスプレイ)だろうとサブディスプレイにできる。
ターゲットディスプレイモードより融通が効きます。やられたらやり返す。

倍返しだ😠
Mac-to-Macを使ってみた!
やりたいこと
Mac mini(ハイスペ)にMacBook(低スペ)のディスプレイ・キーボード・トラックパッドを繋いで使いたい!
だったのですがうちのminiでLuna Displayがうまく動かないので
試しにMacBookの画面をMac mini(に繋いだディスプレイ)に映してみました。
2019/10/22追記: Mac miniもホストとして動作しました。
Luna Displayドングルを用意
Luna Displayは専用ドングルが必要。USB-CとMini DisplayPort版があります。

$69.99+送料。遅便は無料、早便は$15。
Luna Display (購入リンク)

装着!
セットアップ
メイン・サブそれぞれにアプリをインストールしましょう。
ダウンロードは以下から。
Luna App Downloads – Luna Display
というわけでインストールも終わりワクワクが、ワクワクがやばい!
だってMacにMacの画面が映るんだから!
いでよ!Macの画面!ポチッ(アプリ起動)
Luna Secondaryアプリがクラッシュする

ポチッ(アプリ起動)
スンッ(クラッシュ)

秒で落ちます。絶対動かないという固い意志を感じる。
僕が絶対にベッドから出たくないのと同じ、いやそれ以上の固さ。
でもご安心を。僕は持ってます、人を動かすチカラを。

人を動かすチカラ(クラッシュさせない方法)がコチラ
OSの言語設定を英語にする。

サブ側のMacでシステム環境設定を開き下記手順で変更。

言語と地域

Englishを一番上へドラッグ、シス環終了。
再起動を促されるのでしましょう。OSが英語になります。
※英語が苦手な方は注意
再起動したら改めてLuna Secondaryを立ち上げましょう。
Mac-to-Macが使えた!

やりました!これであなたも日本のMac-to-Mac先行者です。
動画やゲームを表示させると画質劣化と操作のカクつきを起こしますが
それらを表示しない、もしくは劣化を気にしない用途なら実用レベル。やるじゃん。
問題点と残念な点
サブMacの入力デバイス関連
マウス・トラックパッドはサブディスプレイ内のみ有効
これ。解決策はShareMouse等の入力デバイス共有アプリを使うこと。
ミラーリングで使うなら影響ないです。
トラックパッドジェスチャーは大半が無効
スクロールと戻る進むは使えます。
前述のShareMouseもスクロール以外のジェスチャーが共有できません。つらい。
キーボードは修飾キーの配置変更が反映されない
僕は以下のように修飾キーを変更しているのですが


サブ側キーボードがデフォルトに戻されます。
これじゃ僕はMacを操作できない・・く〜
BTTのキーシーケンスが利用できない
BetterTouchToolを使って擬似的に左右⌘をそれぞれ英数キーかなキーにしてるのですが
サブ側のキーボードでは動きません。
BTTのショートカット設定は使えてます。おしい。
ドングルがUSB-C/Mini DP 1ポート占有する
ハブは非対応とのこと。いっぱい繋ぐ人は気をつけてください。
たまに接続が切れる
Wi-Fi経由なのでしょうがないと思う。
たまにファミコンがバグッたみたいになる

こんな感じです。サブディスプレイ側。
Macの動作には影響無いので表示上の問題でしょうか。
動画を流してると起きやすいです。
所感
“MacBookをMac miniの入出力デバイスに”という用途だと
操作性が損なわれてきびしいです。
キーボード・トラックパッドは使わずディスプレイのみの利用なら実用的。
Mac-to-Macはこんな人に便利
- 作業用サブディスプレイが欲しくて2台以上Macを持ってる
- 無線のサブディスプレイが欲しい
- Mac miniやMac Pro用にディスプレイを用意したくない、他のMacは持ってる
- メインマシンのミラー環境をデスクトップスタイルで用意したい
- ファンレスMacBookでノイズ対策したいDTMer・音声作品制作者
- 古い遅いMacを何かしらに活用したい
デスクトップスタイルのミラー環境ならキーボードとマウスをメイン機に繋げればOK。作業によって机を分ける、隣の部屋で作業する等が実現できそうです。
まとめ
Mac-to-Macはサブディスプレイを謳ってるだけあって画面共有より快適に他のMacを表示し操作できました。活用の幅も広そうで刺さる人には刺さるでしょう。
日本語環境でのクラッシュやサブマシンのキーマップ変更不可など使いにくい点は今後の改善に期待。
MacがMacの画面になるLuna Display。みなさんもサブマシンや使わなくなったマシンを活用してみてはいかがでしょう🤗